中国、国際地球・月キューブサット・コンステレーション大型科学計画を始動

人民網日本語版 2026年09月08日14:13

中国はこのほど、国際地球・月キューブサット・コンステレーション大型科学計画を正式に始動した。複数の国と共同で地球・月空間に衛星群を配備する計画で、2030年ごろまでにすべての衛星の打ち上げ・配備を完了し、世界の地球・月空間における体系的な観測の空白を埋めることを目指している。中央広播電視総台が伝えた。

国際地球・月キューブサット・コンステレーション大型科学計画の具体的な案では、重量30キログラム以下の12U型キューブサット30基を、6回に分けて「1:3地球・月共鳴大楕円軌道」に配備するというものだ。これは特殊な軌道で、衛星は楕円軌道を飛行し、近地点を地球に、遠地点を月に近づけることで、地球と月の重力共鳴効果を利用して安定した運用を維持する。複数の衛星による多地点同時観測を通じて、宇宙天気現象の変化の過程を完全に捉えることができ、ガンマ線バーストの位置決定精度をサブ秒角レベルまで高めることができる――これは人類の天文観測史における画期的な精度となる。

地球・月空間は地球の低軌道から地球から約200万キロメートル離れた範囲まで広がっており、将来の有人月探査や月面基地建設における主要な活動領域でもある。

現在、タイ、セルビア、エジプト、セネガル、インドネシアなど複数の国の研究機関がこの計画に参加している。第1段階のエンジニアリング開発はすでに始まっており、衛星、ペイロード、観測・制御などの大規模システム全体の基本設計の検討もまもなく完了する予定だ。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年9月8日

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