中国の研究チーム、配達ロボットの「自律的な理解」の開発を推進

人民網日本語版 2026年10月13日15:04

第26回中国国際工業博覧会で12日、純粋な視覚情報を利用するロボット搭載型エッジ・ブレインを備えた配達ロボット「旦宝」が正式に発表された。中国新聞社が伝えた。

復旦大学未来情報イノベーション学院の博士研究員、張天資氏によると、純粋な視覚情報を利用するロボット搭載型エッジ・ブレイン技術のブレイスルーにより、ロボットは事前に作成した地図などへの依存から脱却できるようになった。これにより、ロボットの自律化を支える基本的な技術方式は、「事前設定への依存」から「自律的な理解」へと移行するという。同氏は、「これまでのロボットは、事前に設定された指示や地図に従って動いていた。これからのロボットは、知能によって世界を理解する必要がある」と語る。

長年にわたり、ロボットの移動や作業は、主に遠隔操作、事前プログラミング、事前の地図作成という3つの方式に依存してきた。遠隔操作を除けば、あらかじめ設定されたプログラム上の動作経路も、事前に作成した地図も、ロボット自身が環境をリアルタイムで理解して得るものではなく、稼働前に与えられるものだった。そのため、環境や作業内容が変化すると、プログラムや地図の再作成が必要になる。

「旦宝」は視覚による認識だけを頼りに、消費電力20ワット(W)未満のエッジ側チップ上で空間の理解と自律的な意思決定をリアルタイムに実行できる。これにより、複雑で未知の環境でも、遠隔操作や事前の地図作成を必要とせず、自律的に移動できる。エッジ・ブレインによって、ロボットは視覚情報から周囲の空間を直接理解し、それに基づいて自ら判断して行動できるようになる。リアルタイムの遠隔操作や事前設定されたプログラム、事前に作成した地図への依存から脱却している。

研究チームは現在、配達・配送、点検、商業清掃など、多様な種類のロボットへの技術適用を進めるとともに、中国国産のエッジ側演算能力チップへの対応も並行して進めている。チームは「空間知能―タスク知能―エッジ側汎用知能」という段階的な発展経路に沿って、ロボットを自律移動からタスクの自律的な遂行へ、さらには人間の意図の理解と継続的な進化へと発展させていく方針だ。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年10月13日

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