中国の暮らしにあこがれてやって来る海外の「シルバー族」が増加

人民網日本語版 2026年10月27日11:11

「China Travel(中国旅行)」や「Chinamaxxing(行動を中国化)」、「China Haul(中国で買った商品の開封・紹介)」といったキーワードが海外のソーシャルメディアで話題になっている。こうした状況を背景に、中国を単なる「旅行先」と見なすのではなく、さらに踏み込んで、中国の「ライフスタイル」を体験する外国人観光客がますます増えている。その流れに乗って中国にやって来る海外の「シルバー族」の姿も多く見かけられるようになり、海外の「シルバー族」にとって、「中国で中長期滞在型観光」を楽しむことが老後の楽しみ方の一つとなってきている。新華網が伝えた。

8月26日、三亜国際友好中医療養院で、中医学の切診(患者に直接触れて判断する方法)を体験する外国人男性。撮影・蒲暁旭

8月26日、三亜国際友好中医療養院で、中医学の切診(患者に直接触れて判断する方法)を体験する外国人男性。撮影・蒲暁旭

カナダ人のカーク・エイプスランドさんは、2014年に定年退職した後、妻と共に中国の広西壮(チワン)族自治区南寧市で暮らすようになった。エイプスランドさんは現在、ちょっとした人気を誇るビデオブロガーとして活躍している。その動画を見ると、野菜市場に行ったり、露店でストリートフードを買って食べたりと、退職後ののんびりした暮らしが記録されているほか、南寧の活気あふれる様子も記録されている。

60代の英国人デビッド・ディキンスさんは以前、江蘇省常熟市で7年仕事をした経験がある。常熟市での仕事が終わった後、彼は英国に一旦戻ったものの、常熟市での生活が忘れられず、半年も経っていない2024年5月にまた戻って来て、そこで「長期滞在型の老後生活」を始めた。

こうした外国人は決して珍しくない。ドイツ人の元エンジニアのイグナーツ・フォルストナーさんは2020年に定年退職した後、妻子と共に広東省珠海市で暮らしており、普段は山登りや太極拳を楽しんでいるという。また、スウェーデンの多国籍企業の元上級管理者であるジョニー・ジョンソンさんは定年退職した後、2022年から、江西省九江市管轄下の廬山市にある牯嶺鎮で、古い別荘を借りて妻とともに暮らすようになった。

一部の地方政府やメディアが公開しているデータも、こうした流れを裏付けている。例えば、黒竜江省黒河市では、2025年9月の時点で、中長期滞在型観光やウエルネスを目的として同市を訪問したロシア人観光客が延べ4万8500人に達した。また、海南省三亜市では、2026年1-7月期、三亜市中医病院及び傘下の療養院を利用した外国人が前年同期比43.42%増の延べ8502人、外国人を対象とした医療サービスの売上高が同17.37%増の381万1500元(1元は約23.6円)に達し、利用者数、医療サービス売上高ともに増加した。

こうしたデータの背後には、「ウエルネス」を目的とした滞在を好み、選択する海外の「シルバー族」の姿がある。「ウエルネス」を目的に中国を訪問する理由として、多くの海外の「シルバー族」が「便利な生活」、「安い物価」、「魅力的な日々の暮らし」などを挙げている。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年10月27日

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