高速列車の「全自動洗車機」、列車1編成の洗浄にわずか7分
高速列車にも「全自動洗車機」が導入されている。洗浄の前後には、さらに2回にわたる全面的な「健康診断」が行われる。西安東高速列車運用所を訪ね、その様子を見てみよう。
外観の「健康診断」で小さな不具合を発見

高速列車が車庫に入ると、最初に行われるのが360度動的検査システムによる車両全体の外観検査だ。

簡単に言えば、高精細カメラ装置一式を設置し、屋根、車体側面、床下部品などを全面的にスキャンする。肉眼では見えない微細な亀裂や損傷であっても、カメラが正確に捉えることができる。
このシステムは、同時に高速列車3編成を検査できるため、列車が車庫に入ってから検査を待つ時間を大幅に短縮している。
全自動で「洗車」、わずか7分で完了

外観検査が終わると、列車は整備エリアに入り、洗浄によって車体をきれいにする。
ここのスマート洗車システムは、全工程が自動化されている。作業員は事前にパラメーターを設定して指令を出すだけで、設備が自動的に洗浄を完了する。

車種ごとの車体形状の特徴に合わせて、ブラシの配置も個別に調整される。全工程で人手による操作は不要で、1編成すべての洗浄にかかる時間はわずか7分だ。
車輪の「精密検査」で内部の損傷を早期発見
車体の洗浄が終わると、運行の安全に関わる重要な工程である高速列車輪軸の探傷検査が行われる。

列車の輪軸は毎日、高速で回転している。表面上は問題がないように見えても、内部には気づきにくい損傷が隠れている場合がある。早期に発見できなければ、安全上のリスクにつながる。
ここに設置された自動検査設備は、いわば輪軸の「超音波検査装置」だ。高精度プローブを使って輪軸全体を自動的にスキャンし、内部に潜む微細な損傷も検出することができる。

検査で発見された問題はすべて、システムによって電子記録として自動生成される。どの位置に故障があったのか、いつ処置が行われたのかを、全工程にわたって確認・追跡できる。
また、車両整備所では列車に「24時間体制の専属医師」ともいえる高速列車健康管理システムを導入している。このシステムは、車両に搭載された各種センサーを利用し、ビッグデータとインテリジェントアルゴリズムを組み合わせて、高速列車の牽引・制動などの基幹システムを24時間休むことなく監視している。
それは、運行データをリアルタイムで分析し、発生する可能性のある故障を予測して事前に警報を発することにより、作業員が速やかに点検・整備を行い、高速列車が常に安全で信頼性の高い状態を維持できるようにしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年11月4日
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