複数の老舗レストランが遠隔予約サービスを開始

人民網日本語版 2020年02月13日11:34

「30分前に家で注文した料理が、しばらくすると出来上がって持ち帰れるようになっていた。おいしい料理を食べることができる上、人ごみも避けることができて、この方法はなかなか良い」。12日午後、北京の老舗レストラン・同春園に料理を取りに来た王さんは感嘆してこのように述べた。店に入ってすぐのホールには、「遠隔予約引き取り所」が設置され、保温ケースが置かれ、消毒記録やスタッフの体温記録表などが公表されている。持ち帰りサービスのスタッフは上から下まで「完全武装」で、新型コロナウイルスによる肺炎への対応はばっちりだった。「北京日報」が伝えた。

北京華天飲食集団公司傘下の複数の老舗企業が、食事時に人が集まる状況を少しでも減らそうと、遠隔予約サービスを打ち出した。消費者は家にいて、携帯電話でQRコードを読み取って料理を注文し、オンライン決済を済ませ、約束した時間に指定の店舗に料理を取りに行けばよい。家から出られない場合は配送サービスを選ぶこともできる。注文1件ごとに安全性を示す安心カードが添えられ、料理ができるまでの各プロセスでの食品の安全性に関する情報が詳しく記載されている。

現在、同和居、同春園、護国寺小吃など複数の老舗がこうしたサービスを手がけている。店が提供するすべての料理を注文することが可能で、団体客にもサービスを提供する。

遠隔予約サービスの他、北京華天飲食集団公司傘下の老舗もオンラインデリバリーサービス、宅配サービス、団体定食、持ち帰り窓口などさまざまなサービスモデルを打ち出した。消費者が機関や会社でより便利に食事を取れるようになるうえ、感染拡大期間に外に出る回数を減らして感染のリスクを引き下げることが狙いだ。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年2月13日

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