中国人バイヤーは、韓国製品について、「デザイン、品質、そして信頼度の面で非常に競争力が高い」との認識を持っていることが、調査から明らかになった。韓国「亜洲日報(電子版)」の報道を引用して参考消息網が伝えた。
韓国貿易協会国際貿易研究院は9日、中国人バイヤー244人を対象としたアンケート調査を実施して取りまとめ、「中国人バイヤーから見た韓国製品の競争力および対策案」と題する報告書を発表した。同時に、企業に対してハイレベルなデザインを武器に中国消費市場におけるシェア拡大を図るようアドバイスしている。
報告の概要は以下の通り。
生活の質を追求する中国の新中産階級は増加の一途を辿っており、化粧品、食品、美容用品、ベビー・子供用品、医療保健用品の将来性は極めて高い。
中国人バイヤーが韓国製品の競争力に対して一目置いている点として、「(デザイン(18.7%)、品質(17.4%)、企業に対する信頼度(16.5%)」などが挙がった。ただし、韓国製品の価格面での競争力は、あまり高い評価は得られなかった。
中国国内の総合ショッピングサイトの仕入担当者は、「韓国製品はパッケージなど細かい点では日本には及ばず、ブランド知名度の点では欧米諸国に及ばない。したがって、ハイレベルの製品におけるブランド価値を高める必要がある」と指摘した。
また、中国人バイヤーらは、「今後、中国市場で最も高い潜在力を秘めた商品として、化粧品、食品、美容用品、ベビー・子供用品などが見込まれる」と指摘した。
国際貿易研究院の李朋傑(音訳)研究員は、「中国は今後、米国を追い越して世界最大の消費市場となるだろう。韓国政府と関連機関も、中韓両国の良好な通商環境を創造するための努力を惜しんではならない」との見方を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年12月18日
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