
プロポーズを受けた江蘇省人民病院の趙佳佳さんと彼氏の平さん(画像は江蘇省人民病院が提供)。
湖北省武漢市の新型コロナウイルスに感染した重症患者の治療支援に当たっていた江蘇省人民病院と南京医科大学第一附属病院の医療従事者202人が4月27日、14日間の隔離期間を終え、勤務を再開した。同日、江蘇省人民病院では、看護師の趙佳佳さんが、病院でロマンチックなプロポーズを受けるという一幕があった。中国新聞網が報じた。
27日午後、江蘇省人民病院の重症医学科の看護師である趙さんは14日間の医学観察が終了し、CT検査を受けていた。ちょうどその頃、スーツ姿で正装した彼氏の平さんがバラの花束を手に、友人らと病院に到着した。

婚約指輪を手に、片膝をついてプロポーズする平さん(画像は江蘇省人民病院が提供)。
「佳佳、準備はいい?だーれだ?」。突然現れた趙さんの姉はそう言って、佳佳さんの両目を手で覆った。
「佳佳、僕と結婚してください」。平さんはバラの花束と婚約指輪を手に、片膝をついて、プロポーズした。
趙さんは、「喜んで!」と、興奮を抑えきれないといった表情でOKした。


バラの花束を持ってこっそり病院に来た平さん(画像は江蘇省人民病院が提供)。
今年2月13日、湖北省への医療支援を申請していた趙さんは武漢に赴くよう要請する通知を受け取った。「その時、武漢に行くと話すと、彼氏は冗談だと思っていた。そのあと、急いで家から見送りに来てくれた。でもその時には私はもうバスに乗ってしまっていた」と趙さん。
そして、「武漢で約70日、医療支援を行った。その間、いろんな問題を克服し、たくさん貴重な経験を積むことができた。武漢のロックダウンが解除され、金銀潭病院で引き渡しセレモニーが行われた時のことは、決して忘れることはできない」と話す。

プロポーズを受けた江蘇省人民病院の趙佳佳さんと彼氏の平さん(画像は江蘇省人民病院が提供)。
そして、江蘇省に戻った趙さんは、今、人生でもう一つの重要な瞬間を迎えた。
武漢市で重症患者治療の支援を行った江蘇省人民病院の医療チームの党支部代理書記・陳群さんは、「プロポーズの際の仲睦まじさは目も当てられなかった。心から彼らを祝福する」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月29日
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