外交部「中国は常にグローバル発展推進の『行動派』」
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外交部(外務省)の17日の定例記者会見で、林剣報道官が国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に関する質問に答えた。
【記者】国連は先ごろ発表した報告書で、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実施状況を評価し、目標(SDGs)の半数近くについて進捗が緩慢であり、18%については後退すら生じていると指摘した。グテーレス国連事務総長は、世界は「発展の緊急事態」に直面しているが、SDGsの達成は依然として可能であり、各国が迅速で、団結した、断固たる行動を取れるか否かが極めて重要だと指摘した。これについてコメントは。
【林報道官】現在、一国主義と保護主義の台頭が世界経済の回復に打撃を与えており、国際的な発展協力の原動力も不足している。「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実施には深刻な遅れが見られ、特定の国はこの国際発展協力の綱領的文書に公然と反対し、さらにはこれをボイコットしており、発展の危機が各国の直面する現実的な試練となっている。
中国は常にグローバル発展を実際の行動によって後押しする「行動派」だ。中国政府はアジェンダの実施を「第14次五カ年計画」に組み込み、すでに貧困削減や保健衛生といった分野のSDGsを前倒しで達成し、世界的な実施の取り組みに積極的な貢献を果たしてきた。中国は国際発展協力を力強く推進し、「グローバル発展イニシアティブ」を打ち出し、実行に移してきた。近年では20余りの開発機関と協力を深め、60数ヶ国・3000万人余りの人々に恩恵をもたらしてきた。
全世界でSDGsを達成するには、一致団結し、連携した行動を取ることが必要だ。試練を前に、我々は「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の初心に立ち返り、グローバル発展パートナーシップを立て直し、発展を国連の取り組みの重要な柱として堅持し、このアジェンダの推進を国際アジェンダの中心に押し戻すべきだ。
中国は各国と共に努力して、世界の共同繁栄・進歩を促進することを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年7月18日
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