【イラストで読み解く】米国とメキシコの「トマト大戦」
人民網日本語版 2025年07月18日15:06
イラスト作成・馬宏亮(イラストの著作権は人民網が保有。無断転載禁止)
米商務省は今年4月、メキシコと締結していた「トマト協定」から7月14日に離脱すると発表した。そして、離脱日である14日、米商務省はメキシコ産生鮮トマトの大半に約17%の関税を課すと発表した。
「トマト協定」とは、1996年に米国とメキシコが締結した、トマトに対するアンチダンピング調査の停止を定めた協定を指す。この協定により、メキシコのトマト生産者はあらかじめ定められた「参考価格」に基づいて米国にトマトを輸出し、米国側はメキシコ産トマトに対するアンチダンピング調査を停止することになっていた。両国は定期的に協定内容の再交渉を行ってきた。
米国にとってメキシコは長年にわたり最大の果物・野菜供給国であり続けてきた。今回のトマト関税は、メキシコのトマト農家の生計に影響を与えるのみならず、米国内のトマト販売業者にとっても大きな痛手となる。また、関税のもたらす価格上昇は、米国の消費者の生活コストを押し上げ、「食卓の野菜事情」にも影響を与えるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年7月18日
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