中国の春節(旧正月、今年は2月10日)を祝い、そして日中平和友好条約締結35周年を記念するためのイベント「美麗中国・歓楽春節 春節祭in富士山2013」が富士山麓で9日から11日にわたり開催された。今回のイベントは中国国家旅游局(東京)・東京中国文化センターが主催し、9日に行われた除幕式には中国の程永華・駐日大使ほか中日各界約100人が出席した。「新華網」が伝えた。
程永華・駐日大使は「中日両国は引越しできない隣国同士であり、経済、文化など各領域で幅広い交流を行っている。両国は目下の問題を直視すると共に困難を克服し、引き続き戦略的互恵関係を深め、国民間の相互理解を促進していきたい」とあいさつを述べ、それに対し井出憲文・日本観光長官が「日本を訪れる中国人観光客数は昨年過去最高を記録し、計143万人にも上った。今年は日中平和条約35周年という記念すべき年であり、日中観光交流が引き続き発展していくことを希望する」と述べた。
また横内正明・山梨県知事は「山梨県を訪れる海外の観光客の中で、中国人観光客は50%を占める。最近の中国人観光客の減少は、山梨県の経済や市民生活にも大きな打撃を与えている」として「日中関係が直面している困難な状況の下、山梨県は草の根交流を進めることで両国関係を改善していきたい」と語った。
当日は、富士山麓にある富士急ハイランドで中国京劇など伝統的文化パフォーマンスのイベントが行われ、多くの日本人観光客を引き付けていた。(編集MZ)
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