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薄煕来被告に無期懲役判決(詳細) (3)

薄煕来被告に無期懲役判決(詳細) (3)

■職権乱用罪

 2011年11月12日、谷開来と張暁軍は重慶市南山麗景度假ホテルで英国人ニール・ヘイウッド氏を毒殺。ヘイウッド氏の遺体は15日に発見された。この事件(以下略称「11・15」事件)の捜査・処理を担当した重慶市公安局副局長の郭維国(当時)らは谷開来をかばうために法を曲げ、事件が法にのっとって捜査、解決されないようにした。2012年1月28日、中共中央政治局委員兼重慶市党委員会書記在任中の薄煕来は、重慶市人民政府副市長兼重慶市公安局党委員会書記、局長(当時)の王立軍から谷開来の殺人容疑について知らされると、誣告して谷開来を罪に陥れようとしていると王立軍を叱責し、平手打ちし、コップを床に叩きつけて割った。

 谷開来の求めに応じて中共重慶市委員会副秘書長兼市党委員会弁公庁主任(当時)の呉文康に、辞職願を提出して谷開来の殺人容疑を摘発した「11・15」事件元捜査員の王智、王鵬飛両氏に対する調査を行わせたうえ、重慶市公安局に王鵬飛氏に対する審査を指示し、渝北区副区長だった王鵬飛氏の続投指名取消しを提案し、了承した。組織手続きに違反して、中共重慶市委員会常務委員会会議を招集して王立軍の重慶市公安局党委員会書記、局長職を解任し、「11・15」事件の再捜査を妨げた。2月6日に王立軍が国家に反逆して在成都米国総領事館に逃げ込むと、薄煕来は王立軍国家反逆逃亡事件への対応措置の検討に谷開来が参画することを放任したうえ、病院の診断書によって王立軍が精神疾患で逃亡したことを示すとの谷開来の意見に同意した。重慶市関係部門が王立軍は「休暇式治療」を受けているとの虚偽情報を対外発表することを了承した。薄煕来のこうした行為は「11・15」事件の法にのっとった速やかな捜査・処理を不可能にし、王立軍の反逆逃亡を招いた重要な原因であり、特に悪質な社会的影響をもたらし、国家と国民の利益に重大な損失を与えた。

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