薄煕来被告に無期懲役判決(詳細)
収賄、横領、職権乱用の罪に問われた元重慶市党委員会書記(元中共中央政治局委員)の薄煕来被告に対して、山東省済南市中級人民法院(地裁)は22日、収賄罪で無期懲役、政治的権利の終身剥奪、全個人財産の没収、横領罪で懲役15年、個人財産100万元の没収、職権乱用罪で懲役7年、数罪併罰により無期懲役、政治的権利の終身剥奪、全個人財産の没収との一審判決を言い渡した。
済南市中級人民法院は審理の結果、以下の事実を認定した。
■収賄罪 薄煕来は大連市人民政府市長、中共大連市委員会書記、遼寧省人民政府省長、商務部長(商務相)在任中の1999年から2012年にかけて、大連国際発展有限公司社長の唐肖林、大連実徳集団有限公司会長の徐明の依頼を受けて、職務上の地位を利用して、大連国際発展有限公司による大連市駐深セン事務所の接収、唐肖林による自動車輸入割当申請、大連実徳集団有限公司による定点気球事業、石油化学事業届け出などにおいて関係組織、個人に利益を謀り、唐肖林から110万元余り相当の金銭を直接受け取ったほか、妻の谷開来、子の薄瓜瓜が徐明から1933万元余り相当の財物を受け取るのを明らかに知りながら認可し、計2044万元余りを受け取った。
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