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北京に「人間図書館」 経験を「閲覧」

読者と交流し、プロセスを録画する「人間書籍」。

 北京の海淀区五道口星辰海図書館に先ごろ、耳慣れない「人間図書館」が登場した。広くはないこの図書館では様々な「蔵書」が自分の特殊な経歴や人生体験などを語り、社会各界から集まった「読者」が「書籍」と対話する形式で経験を「閲覧」する。こうした人間の「蔵書」を「閲覧」することは小規模な講演に似ている。同館でこうした「蔵書」を「閲覧」したい場合、まずインターネットで申し込みをした上で、自分の愛好する本を持参して「身分証明」を行う必要がある。また続く活動に参加するには図書館の要求に基づいて、果物、お菓子、テーマと関連する玩具、レコードなどを「入場券」として持参する必要がある。

 この活動はデンマーク・コペンハーゲンの若者5人による「暴力防止組織」に端を発する。2000年7月に同組織はロスキルド・フェスティバルの招待を受け、「人間図書館」と呼ばれるイベントを開催し、現場で75人の「人間書籍」を「貸し出し」て来場者と交流を行った。活動の主旨は反暴力、対話の促進、偏見の解消で、参加者の間の友情構築を目指す。「人間図書館」は他の図書館とは違い、人間の豊かな生活の経験を提供できる点が大きな特徴だ。優れた「人間書籍」を探し当てるのは非常に難しいとう。一般に「人間書籍」は無料で貸し出され、自分の人生経験や独特の概念を他人と共有する能力を持つことが求められる。「中国新聞網」が伝えた。(編集YH)

 「人民網日本語版」2012年9月12日 

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