日本の伊豆半島海岸の美しい風景 (2)

　城崎海岸の大室山も伊豆高原の象徴的な観光地だ。火山の噴火による堆積物で形成された海抜580メートルのこの山は、円錐形の山肌を植物が覆い、独特の景観を見せている。中央の窪んだ火山口は深さ約30メートルで、観光客向けのアーチェリー練習場になっている。山頂へ行く唯一の方法はケーブルカーで、山頂からは伊豆高原と相模湾の風景を楽しむことができる。

　中伊豆の代表的な観光地には、1200年の歴史を持つ修善寺や有名な温泉保養地がある。日本の真言宗の開祖である弘法大師（空海）も中年の頃、この地で修行した。