北京オリンピック森林公園では週末になると、専門の装具を全身に着けてアメリカンフットボールの練習に打ち込む男の子たちの姿が見られる。パス、レシーブ、タックルなど、それぞれの動作がさまになっている。人民網が伝えた。
彼らは「本色男児クラブ」のメンバーで、最年長は10歳、最年少はわずか7歳半だ。「子どもを参加させたのは、子どもの健康を願ってのことだ。体の健康だけでなく、心の健康も重要だ」。メンバーの杜思宇くんの母親によると、「子どもは以前は自己中心的だったが、今は団体の精神を学び、人とのコミュニケーション能力も大きく向上した。失敗に対しても、以前の子どもなら泣き出してずっと落ち込んでいただろうが、今ではより楽観的、全面的に挫折と向き合うことができる」と語る。
「いいレシーブだ。よし!」記者の後ろで歓声が上がった。声をかけたのは高博冉コーチだ。北京体育大学を卒業した彼は2年連続で中国大学生タグラグビートーナメントでMVPを受賞した経歴がある。「結果は重要ではない。重要なのはオリジナルのアメリカンフットボールを通じて、温室育ちの子どもたちの身体的な資質を鍛え、また男としての精神を育むことだ」と高博冉氏は語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年5月28日