中国人権事業は「より良く、より高い」目標へ邁進

　「中国の発展と進歩により、中国人1人1人が自己発展と社会貢献の機会を得て、人生を素晴らしく生き、夢を叶える機会を享受している。中国の人権事業はより良く、より高い目標に向けて邁進している」。国務院新聞弁公室が26日発表した白書「2013年中国人権事業の進展」はこのように指摘した。新華網が伝えた。

　国務院新聞弁公室による中国人権白書の発表は1991年以来11回目。全文約2万1000字で、数多くのデータと事実に基づき「発展の権利」「社会保障の権利」「民主の権利」「言論の自由の権利」「人身の権利」「少数民族の権利」「障害者の権利」「環境の権利」「人権分野の対外交流と協力」の9方面から中国人権事業の成果を紹介した。

　上海社会科学院政治・行政学研究所所長、人権研究センター長の劉傑氏は「2013年に、公民が秩序ある、法にのっとった形で政治的権利を行使できるよう力強い法治保障を提供することが全社会が幅広く注目する話題となり、公民の政治的権利の保障がかつてないほど重視された」と指摘した。

　中国共産党の第18回党大会報告は「国家ガバナンスと社会管理における法治の重要な役割の発揮を一層重視し（中略）人民が法にのっとって広範な権利と自由を享受することを保証する」と強調した。

　劉氏は「この精神に基づき、中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議は改革の全面的深化に関する60の重大戦略方針の1つに、『人権司法保障制度の整備』を挙げた。これは政治的権利の保障面で中国が法治の考えの確立を一層重視すると同時に、公民の合法的な方式と手段による政治的権利の行使をたゆまず推し進めてきたことを示している」と語った。