権宏恩さん(20)は西安建築科技大学草堂キャンパスの学生で、中学校時代から家でインターネットやゲームで遊ぶのが好きだった。ある偶然のきっかけからネットで外国人のストリート・ ワークアウトの動画を見て、その華麗で不思議な動作に魅了された。それから権さんはまねをするようになり、徐々に体は健康になり、ゲームをすることもなくなった。彼が明るく前向きで気持ちもリラックスするように変わったのを見た両親も、彼を応援し始めた。「高校に上がると勉強が大変になった。毎朝朝食の時間は30分あったが、20分をトレーニングにあてた。長い間鍛えて、2年生の2学期になってやっとマッスルアップができた時はとても嬉しかった」。華商網が伝えた。
李楽さん(26)は工場の労働者で、ストリート・ ワークアウトの愛好家だ。李さんがこのスポーツにはまったのは2008年の北京五輪がきっかけだ。五輪の体操競技が好きだった李さんは、選手たちが吊り輪や鉄棒で自由自在に競技するのを見て、非常に羨ましくなった。最も好きな動作は選手が鉄棒で360度回転するもので、当時はその技の名前も知らなかったが、後にネットで調べて「大車輪」と言うことを知った。現在では彼はその「大車輪」もできる。西安のストリート・ ワークアウト愛好家の中でも、この技ができる人は多くないのが自慢だ。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年6月11日