広東省政府は10日、このほど発表された「ブロードバンドネットワーク広東省発展計画（2014－2020年）」に関する記者会見を開催した。省経済・信息（情報）化委員会（経信委）担当者は、「広東省は2020年までに、珠江デルタ地域に世界レベルの無線ブロードバンド都市群を構築する計画で、早ければ今年末にも全省統一の無料Wi-Fiサービスの提供を開始する」と述べた。

省経信委の鄒生・副委員長は、次の通り語った。「ブロードバンドネットワーク広東省発展計画（2014－2020年）」に基づき、広東省は2015年までに、光ファイバーによるブロードバンドネットワークを都市部に、農村ブロードバンドネットワークを農村部にそれぞれ構築し、4Gネットワークが省内の都市・農村をほぼカバーするよう尽力する。また、2017年までに、珠江デルタ地域ブロードバンド都市群が、世界先進レベルに達するよう取り組み、モノのインターネット、クラウドコンピューティング、ビッグデータの大規模応用を実現させる。さらに2020年を目途に、全省のブロードバンド全体発展水準を世界先端レベルまで引き上げ、珠江デルタ地域に世界レベルの無線ブロードバンド都市群を構築し、無線LANネットワークが珠江デルタ地域の主要エリアと公共スペースをほぼカバーする状態を実現させる。

経信委の無線電管理処の神志雄処長は、「広東省無線ブロードバンド都市の発展目標に基づき、広東では、早ければ今年末に、全省統一の無料Wi-Fiサービス『GDFree（仮称）』をスタートする見通しで、関連方案は省政府に提出済みだ」と話した。

今のところ、広東省にはWi-Fiスポットが計17万カ所設けられているが、その一部は有料サービスとなっている。今後、Wi-Fiスポットを来年末までに20万カ所以上に増やし、サービスに統一名称をつけ、すべて無料で提供する計画という。

「人民網日本語版」2014年7月11日