習近平国家主席は13日、ギリシャのパプーリアス大統領と同国で会談した。両氏は親しく友好的に話を交わし、両国関係の発展や関心を共有する重大な国際・地域問題について踏み込んで意見交換し、重要な共通認識にいたった。
習主席は「中国とギリシャは古くからの文明国であり、人類文明に対して計り知れない影響を与えた独特な文明を創造した。両国民は互いを高く評価し合い、尊重し合っており、両国関係は強固な基礎を備え、良好に発展している。今年2月にソチ冬季五輪開幕式に出席した際の会談で、私とパプーリアス大統領は広範な共通認識にいたり、両国関係の発展を力強く促した。中国はギリシャとの包括的・戦略的パートナーシップの発展を強く重視しており、互恵協力を深化し、交流と相互参考を強化し、長い歴史を持つ両文明に新たな生命力と活力を喚起し、両国の友好関係が両国および両国民により良く幸福をもたらすようにすることを望んでいる。中国政府はさらに多くの実力ある中国企業がギリシャに投資し、ギリシャで事業を展開し、ピレウス港などのプロジェクトをしっかりと運営し、互恵協力の模範を築くことを奨励する。ギリシャはオリンピズム発祥の地だ。中国スポーツ事業の発展に対するギリシャ側の長年にわたる支持に感謝する。ギリシャ側とのスポーツ交流を強化し、オリンピック精神を共に発揚したい」と表明した。
両氏は中国・欧州関係の発展を促すべく引き続き尽力する考えを表明。「平和維持は世界各国の人々に共通の願いだ。国際社会はファシズム侵略戦争を否認、美化する企てに警戒し、第2次世界大戦の勝利の成果を共同で維持し、世界平和を促進すべきだ」との認識で一致した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年7月14日