日本人戦犯18人目・武部六藏の供述書 偽満州国総務長官(二)
武部六藏の1950年の供述書によると、武部は1893年長崎県生まれ。傀儡満州国の総務長官を務めた。
重要な罪行として、以下のものが挙げられる。
「滿洲ニ於テ第一次産業開發五ケ年計畫ガ立案作成サレタノハ昭和十二年デアル」。
「滿洲ノ産業開發計畫ヲ實行スルニハ、滿洲國獨自ノ力デハ到底出来ナイコトデアル、大部分日本ノ援助ヲ得ナケレバナラナイ。従ツテ本國獨自ノ立案ニ付テハ充分日本政府及軍部ト打合セガ遂ゲラレタ」。
「昭和十四年ニ第一次計畫ヲ修正シテ其ノ規模ヲ擴張シタ」「之モ日本政府及軍部ト相談シテ作成サレタモノデアル。此ノ當時ノ立案ノ中心人物ハ当初計畫ト同様、星野、岸等デアツタ」。
「第一次計畫ニ引續き第二次産業開發計畫ガ立案サレタ。立案サレタノハ昭和十七年デアル」。「第二次計畫ノ立案ハ私ガ総務長官ノトキデアル、古海忠之、青木實ハ立案ノトキノ中心人物デアル。関東軍デハ第四課小尾中佐ガ主トシテ指導シテ居タ」。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年7月21日