太陽の放射や火山活動、大気や海流の変化といった自然の要素の他に、産業革命以降の人類の活動が現在の地球規模の気候温暖化を中心とする気候変動の主な原因である。そこには人類の生産や生活により生じた二酸化炭素などの温室効果ガスの排出や土地の利用、都市化などが含まれる。新華社が伝えた。
気候変動は海面上昇をもたらし、極端な天候はインフラを損ない、都市の猛暑が死亡や疾病を生じさせ、旱魃による食物不足といったリスクをもたらす。また気候変動は貧困や経済の問題を拡大し、内戦や暴力活動をもたらす。
23日に開催された国連気候変動サミットは2015年パリ気候大会前の、各国が2015年に新たな気候変動の協定を締結できるかどうかに関連する最も重要な会議と言えるだろう。パン・ギムン(潘基文)事務総長はメディアに対して、会議は2つの目標があると語った。一つは、来年パリで気候変動に関する新たな協定を締結するために政治的なエネルギーを結集させることで、二つ目は温室効果ガス排出削減と気候変動への対応能力拡大の大胆な措置を採用するよう後押しすること。気候変動へ積極的に対応する行動には「選択可能な別のプランは存在しない」、なぜなら人類が生存する上で依存する地球には「スペアがない」ためだ。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年9月25日