広西壮(チワン)族自治区柳州に住む丁一舟さん(27歳)は3日、恋人の頼敏さんを乗せた車椅子を自転車に結びつけ、飼い犬の「阿宝」を連れて全国を巡る旅に出た。頼敏さんは遺伝性小脳性運動失調症を患っている。遺伝性小脳性運動失調症は珍しい疾患で、歩く時に体が揺れ、言葉がはっきり話せなくなり、嚥下が困難になる。発病すると余命は短いとされる。中国網が22日付で伝えた。
この病の一般的な患者と比べ、頼敏さんは幸運なことに21歳になって初めて発症した。余生を充実させたいと考えた2人は、全国地図の上に大きなハートを描こうと旅を始めた。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月23日