香積寺は西安市の南郊、長安県郭杜郷香積寺村に位置する。西暦706年、浄土宗の第二代祖師・善導法師の衣鉢弟子が、善導円寂を祀るため建立した。以降、浄土宗布教の中心的存在となったため、香積寺は浄土宗発祥の地と称される。
善導(613-681年)は中国仏教・浄土宗開祖の一人。
境内には唐代(紀元680年)に建てられた善導塔が現存する。香積寺は唐代に隆盛を極めた。唐の高宗李治は寺院に舎利千余粒と百宝幡花を供えた。中国史上唯一の女帝・武則天、唐中宗の母子二人は、幾度も参拝に訪れた。(編集HT)
「人民網日本語版」2015年2月11日