他人に麻薬を使用する場所を提供した容疑で昨年8月に逮捕され、今年1月に懲役6カ月と罰金2000元（約3万8000円）の判決を受け、13日に出所した世界的俳優の成龍(ジャッキー・チェン)の息子で俳優の房祖名(ジェイシー・チャン)が14日、北京市内のホテルで謝罪会見を開催。2度お辞儀をし、「間違いを犯した。謝罪する」と述べた。成龍と妻の林鳳嬌（ジョアン・リン）は出席しなかった。

会見ではまず、房祖名のマネージャーが簡単な説明を行い、その後、黒のスーツ姿の房祖名が登場。「申し訳ありません。私が間違っていました」と述べて、お辞儀をした。その顔は半年前と比べて少し痩せたように見えた。その後、「房祖名です。芸能人という立場にありながら、薬物事件を起こして社会にマイナスの影響を及ぼしたほか、私を応援してくれている人、私と協力してくれている全ての人を失望させてしまった。間違いを犯した」と淡々と述べた。

刑務所での生活について、房祖名は、「多くのことを述べることはできない。留置所では、他の人と同じ待遇を受けた。父親もコネを利用することはしていない」とした。また、「6カ月の間に成龍と林鳳嬌が訪ねてきたか？」との質問に、「来ていない。法律も認めていない。両親に苦しんでいる姿も見られたくなかった」としながらも、手紙は受け取ったことを明かし、「励ましの言葉ばかりで、叱責の言葉はなかった。間違いを犯したならそれを認めなければならず、今後は模範にならなければならないと書いてあった」と語った。

また、復帰について質問された房祖名は、「復帰の機会は世間の皆さまとメディアがくださるもの。俳優業がとても好きで、機会があるならやりたい。皆さんが機会を与えてくださることを望んでいる。今後も芸能界で自分の好きな仕事をしたい」とし、監督や作詞などもやってみたいと語った。会見の最後に、房祖名は再び深々とお辞儀をした。（編集KN）

「人民網日本語版」2015年2月15日