今年8月に麻薬使用で逮捕された、成龍(ジャッキー・チェン)の息子で俳優の房祖名(ジェイシー・チャン)は現在も拘置所に拘束されており、家族との面会も禁止。弁護士を通して連絡を取ることしかできない。そんな房祖名は3日、拘置所で32歳の誕生日を迎え、母親で元女優の林鳳嬌(ジョアン・リン)さんが、「誕生日おめでとう。きちんと反省してほしい。私と成龍は今でもあなたのことを愛し、応援しているよ」というメッセージを弁護士を通して伝えた。中国新聞網が台湾・東森新聞の報道を引用して報じた。
房祖名のマネージャーも、拘置所での様子を初めて公表し、「以前は本を読むことはほとんどなかった。脚本でさえ、『読めない』を理由に、スタッフを手配して声を出して読んでほしいと求めていた。しかし、拘置所に入ってからは大きく変化し、書籍をたくさん読むようになった。ジャンルも文学から映画関連の知識、言語、経済など多岐にわたる」と明かした。
房祖名が拘置所に入ってからの113日間で、既に100冊以上の本が差し入れされたという。読書以外に、脚本や歌詞も積極的に書くなど、まさに文学青年となっているという。林鳳嬌さんでさえ、「本当に変わった」と喜んでいる。銀幕からは完全に姿を消した房祖名だが、家族や友人、ファンらはその状況に注目しており、以前に共演したことがある女優の郭采傑(Amber Kuo)も3日、微博(ウェイボー)に、「今日は楽しく過ごしてね」と書き込んだ。
房祖名は今後、法律に基づいて裁判を受け、判決が出るまで、家族とは面会できない。11月に裁判が始まるとの情報があったものの、現時点では始まっておらず、拘置所で待つ状態となっている。一方、新作の撮影を行っている成龍は取材に対して、「(息子は)遊ぶことばかり考え、世間知らず。結果の深刻さが分かっていない」としながらも、「報道で言われているような麻薬中毒ではない。もっと早くに分かっていれば、殴っている」と父親らしいところも見せている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月5日
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