テレビドラマ「後宮・甄嬛伝(邦題:宮廷の諍い女)」で皇帝を演じた俳優・陳建斌(チェン・ジェンビン)がついにそのプライドをかなぐり捨てた!? 22日夜、台湾映画祭・金馬賞の第52回授賞式が台北で行われ、陳建斌も来賓として出席した。しかし普段から尊大であまり人付き合いしない陳建斌が「ツーショット狂」と化し、会場のスターたちと仲良く「スプーンを手に」自撮りしている様子は非常に珍しい光景だった。新華網が伝えた。
陳建斌は昨年、映画「一个勺子(1つのスプーン)」で金馬賞新人監督賞と主演男優賞を受賞。一年を経て、この数奇な運命をたどった映画が遂に上映されることとなり、より多くの注目と支持を得るため、陳建斌はスプーンを手に会場内でスターたちとツーショット撮影し、スターたちも次々と笑顔で「一个勺子」を宣伝してくれたという訳だ。李安(アン・リー)、賈樟柯(ジャ・ジャンクー)、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)、鈕承澤(ニウ・チェンザー)、張艾嘉(シルヴィア・チャン)ら有名監督の他、成龍(ジャッキー・チェン)、舒淇(スー・チー)、郭富城(アーロン・クオック)、王千源(ワン・ チェンユエン)、蘇有朋(アレック・スー)ら映画スターも含まれていた。
普段から落ち着いたイメージの陳建斌に、ネットユーザーたちは「『皇帝陛下』に同情いたします。『皇帝陛下』は『一个勺子』のために一生懸命でいらっしゃるのですね!きっと映画館に『一个勺子』を見に行きます!」と応援した。陳建斌も支持してくれたスターたちに感謝するとともに、応援してくれたネットユーザーに対し、「私にはずっと映画を撮りたいという夢があり、共感できる誠意あふれた作品を撮りたいと考えていました。今『一个勺子』をついに皆さんに見ていただけるようになりました。『スプーン』のために全力を尽くす。これが今私にできる唯一のことだと考えています」とコメントした。(編集TG)
「人民網日本語版」2015年11月25日