20日11時40分に広東省深セン市光明新区にある鳳凰社区恒泰裕工業園で土砂崩れが生じ、近くの西気東輸(西部の天然ガスを東部沿岸地域に輸送するプロジェクト)のパイプラインで爆発が発生した。現場で救援活動に参加している消防隊によれば、今回の土砂崩れによる被害は非常に広い範囲まで及んでいるとのことだ。
深セン市が21日朝に開いた記者会見によると、20日に深セン市の光明新区で発生した土砂崩れで、21日朝6時の時点で男性59人、女性32人の合計91人が行方不明のほか、33棟の建物が倒壊したという。
現場では土砂崩れの土砂が通った箇所のほとんどが埋もれており、一面の黄砂が残っているだけであった。夜になっても小雨はおさまらず、気温は下がり、救援活動の難しさも増している。消防隊員が懐中電灯を片手に救助犬と生命探知機を携え、事故現場を行き来して捜索活動を行っていた。
現地政府が工業団地内の恒泰裕グループビル入り口に設けた医療救護所では、一部の被災者の家族たちが入り口付近で心配そうな面持ちで救援に関する情報を待っていた。
広東省公安消防総隊の発表によれば20日18時30分現在ですでに消防救援隊11チーム、消防車104台、消防隊員566人、生命探知機123台、無人機4機、救助犬30匹が救援に参加しており、14人の生存者を無事救出・救助したということだ。(編集TG)
「人民網日本語版」2015年12月21日