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景徳鎮の絵付けに使用、毛筆製作の「民間職人」に迫る

人民網日本語版 2016年03月08日13:34

毛筆製作職人の盛松柏さん(80)は13歳のころに父から技を学び、手作りの毛筆作りに情熱と人生をかけてきた。毛筆製作における1番目の工程は毛筆になる毛を洗浄することだ。例えば細い線を描く時には強靭性がある野兔の毛、また青花を描く時には吸水性の良い純羊毛をそれぞれ使用し、鮮やかな色を出す時にはイタチの毛を使用するなど、絵付けの際に使用する筆には異なる毛質の筆が必要だ。また絵をぼかす際には異なる色を混ぜて中和する。盛さんの作業台の隅には江西省文化当局発行の「無形文化遺産継承者」の証書が置かれており、彼は毎朝店に来るとまず丁寧にこの証書を拭いてから毛筆作りに取り掛かる。3番目の工程は筆軸製作だ。現地の山に原生しているマダケを採取し、研磨、切断を行なったあとに穴を空ける。4番目の工程は軸入れで、でき上がった筆の穂先「筆穂」を竹の筆軸の中に入れる。軸入れが完了したあとは、完成品の仕上げ前に引渡し、試し書きを行なう必要がある。窯に入れる前の陶芸土に絵付けし、もし筆穂が尖っていれば切り揃え、絵を描くのに適した状態まで修正を施すのだが、この工程は経験のみに頼って行われる。すでに80歳の高齢ではあるが、盛さんは毎日100本近くの毛筆作りをやり通し、家族の生活を支えている。紐でくくり形を整えた後、干して乾燥させた毛筆を披露する盛さん。盛さんの店。景徳鎮の絵付けに使用する毛筆製作技術は千年にわたり伝承されており、すでに陶磁器文化の重要な一部になっている。
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毛筆製作職人の盛松柏さん(80)は13歳のころに父から技を学び、手作りの毛筆作りに情熱と人生をかけてきた。中国新聞網が伝えた。(編集JK)

「人民網日本語版」2016年3月8日

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