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理想のアイスクリームを作るため、牛を飼うことにした男

人民網日本語版 2016年04月27日14:33

理想のアイスクリームを作るため、牛を飼うことにした男崔渐為さんが北京市海淀区の「野人牧坊」の店の中で、蜂の巣アイスを製作している。(4月11日撮影)北京市昌平区の牧場で、崔さんが乳牛をチェックしている。(4月13日撮影)。北京市昌平区の牧場で、崔さんが乳牛をチェックしている。(4月13日撮影)。崔さん(左から4番目)と彼の創業メンバーの張伊さん(左から1番目)、楊玉光さん(左から2番目)、仝宝生さん(左から3番目)、姜博さん(右から2番目)、兪学清さん(右から1番目)と一緒にいる。(4月13日撮影)。山西省太原市の「野人牧坊」アイス店で崔さん(右)と店員がマンゴーを切っている。新鮮なフルーツがアイスクリームの美味しさを保証する。(4月16日撮影)。山西省太原市の「野人牧坊」アイス店で客がアイスを買うために並んでいる。(4月16日撮影)。山西省太原市の「野人牧坊」アイス店で崔さんがドリアン味のアイスクリームを製作している。(4月16日撮影)。
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2011年、32歳になる崔建為さんは「崔渐為」と名を改め、アイスクリーム店創業の道を歩み始めた。新華網が伝えた。

彼のアイスクリーム店「鮮果会」の1号店が北京語言大学内の食堂にオープンし、現在も営業中だ。彼が考える最も素晴らしいアイスクリームを作り出すため、いかなる添加物も使用しないことを貫き、最も新鮮な原材料を選んでいる。アイスクリームの原材料である牛乳の品質を保証するため、彼とパートナーは北京農学院と提携して昌平区に高水準の牧場を建設し、80頭余りの乳牛を飼っている。「客が食べるのは搾りたての牛乳で製作したアイスクリームで、アイスクリームの原材料の各水準はEU基準よりも優れている。これこそが私が求めていたものだ」という彼はフルーツジャム、フルーツジュースなど2次加工した食材の使用を拒み、ナッツでさえ生の物を直接買い付け、自分で煎って製作する。小売業者を通さず、元から食材を探すことで、品質を高めているが、コストはあまり増えてはいない。

2015年に新たなブランド「野人牧坊」を設立した崔さんは、北京以外の太原、天津などで店をオープンさせている。新鮮さを追い求めるために崔さんは時間帯の供給という方法に拘るようになった。時間帯に応じて異なる味を提供し、作りたてを販売する。味の選択肢は少なくなるが、客は最も新鮮なアイスクリームを味わえる。彼は、「食べ物は新鮮でなければ品質は語れず、味と食感に影響する」と話す。

2007年、イタリアでアイスクリームと出会った崔さんは現地でアイスクリーム職人のアンジェロ・ピエール・ベルジェザンブラーノ氏と知り合った。アイスクリーム製作技術と経験を彼から学び、この食べ物が猛烈に好きになった。崔さんはアンジェロ氏自身の伝統手工芸職人特有の気質に大きな影響を受けている。創業から今まで、崔さんはずっと自分の理念を貫き通し、自身が最も好きな食べ物を作ることで、自分の理想を実現させる。(編集JK)

「人民網日本語版」2016年4月27日

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