6月30日、中日の仏教文化交流を促進するために、法海寺(北京)の壁画複製画の紹介イベントが在大阪中国総領事館で開催された。関西の美術家や仏教界の関係者ら約30人が参加した。新華網が報じた。
同総領事館の孫忠宝・副総領事は挨拶の中で、「中日の仏教文化の交流は長い歴史がある。西暦522年、中国の南梁から来た司馬達等が初めて奈良で草庵を建て、そこに仏像を安置して祀ったのが始まり。その後、仏教は関西だけでなく、日本全国へと普及していき、国民の生活と密着な関係のある宗教になった。北京の法海寺の壁画は大規模で、種類も多く、中国の仏教文化の繁栄の象徴でもある。壁画の複製画を通して、中国の仏教アートの神髄を知り、中国文化に対する理解を深めてもらいたい。今回、紹介イベントが大阪で行われたことで、中国と関西の仏教文化交流が一層促進されると信じている」と語った。
今回紹介された複製画は、細密画「工筆重彩」の職人・盛華永さんが20年以上かけて完成させた。盛さんは厳格で厳密さを目指す職人の精神に基づき、法海寺の壁画を時間をかけて紙の上に再現し、その全体像を正確に描き出している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年7月5日
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