事業用不動産サービスの大手・CBREがこのほど、半年に1度実施する「グローバルプライムオフィス賃貸コスト」の調査報告を発表した。報告によると、、2016年初頭に生じた世界金融市場の大きな変動は賃料の上昇が続くプライムオフィス市場に影響を与えることはなかった。調査対象となった126市場のうち11市場で、プライムオフィス賃貸コスト伸び率(対前年同期比)が10%を上回った。アジア・太平洋地区は、引き続き世界でオフィス賃貸コストが最も高い主流市場となり、トップ10のうち7市場が同地域の市場だった。一財網が伝えた。
プライムオフィスビルの需要が最も多い業界であるサービス業は、過去1年、堅実な成長ぶりを見せた。同時に消費と投資の穏やかな増加も、2016年から2017年にかけての世界経済の着実な回復をけん引すると予想される。
CBREは、グローバルプライムオフィスビルの賃貸コストは、引き続き安定的に上昇する傾向にあると見込んでいる。グローバルプライムオフィス賃貸コスト上位10市場は、地理、資源、人材、政策、市場環境など各分野での優位性から、その地位を保持し続けるとみている。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年7月7日
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