楊潔チ国務委員と日本の谷内正太郎国家安全保障局長は25日に北京で第3回中日ハイレベル政治対話を行なった。人民日報が伝えた。

楊国務委員は「現在、中日関係の改善過程は依然として様々な問題により妨げられている。とりわけ最近は海洋問題が際立っている。これは双方の利益にならない。日本側が言動を一致させ、積極的、友好的な対中政策をしっかりと遂行し、協力・ウィンウィンにおいて『加法』を多く行ない、摩擦と溝において『減法』を多く行ない、両国関係の改善・発展のために積極的な要素を積み重ね、プラスの環境を整えることを希望する」と表明した。

また「G20サミットが近く杭州で開催される。中日は世界第2、第3のエコノミーであり、G20杭州サミットの成功を協力して確保することは中日を含む各国の共通利益に合致する。中国側は日本側がG20杭州サミットの成功に建設的役割を発揮することを希望する」と述べた。

谷内国家安全保障局長は「日本側は日中関係のたゆまぬ改善・発展を望んでいる。日本側は日中間の4つの基本文書と4つの原則的共通認識の重要な意義を重視し、戦略的互恵の精神に基づき、中国側と意思疎通や対話を強化し、相互信頼を強化し、両国関係の直面する問題を適切に処理し、金融、環境保護分野の実務協力を強化し、新時代に合った日中関係の推進に努力することを望んでいる。日本側は中国側がG20杭州サミットの主催に成功することを支持する」と表明した。（編集NA）

「人民網日本語版」2016年8月26日