寧夏回族自治区の銀川駅と汝箕溝駅をつなぐ7524便は、6両編成の緑皮火車(旧式普通列車)で、雨の日も風の日も143キロの道のりを走り続けてきた。そして、同自治区にある賀蘭山の山奥に住む人にも、非常に喜ばれるサービスが最近スタートした。中国放送網が報じた。
「すみません。ヨーグルト2つください」、「火鍋の素はありますか?」。最近、沿線に住む人々や労働者にとって便利な「列車スーパー」のサービスが、同列車でスタートし大人気になり、多くの乗客の間でも好評を博している。
列車の乗降所近くで友人と小さなレストランを経営している李利紅さんは、「こういうスーパーは本当に便利。毎日、新鮮な食材が手に入る!」と喜ぶ。
同便のサービスは、沿線の住民だけでなく、沿線の15の駅の駅員約600人にとっても非常に便利なサービスだ。「列車+」モデルをテーマに、「7524便職員のスーパー」が立ち上げられ、微信(Wechat)で、旬の果物や野菜、日用品を予約することもできるようになった。沿線で働く鉄道職員にとっては、「お取り寄せ」式のサービスだ。白■溝駅(■はくさかんむりに及)で10年働いてる陳金虎さんは、「これまでは、休みの日に銀川市まで行って生活必需品を買わなければならなかった。仕事の日も大きなカバンなどたくさんの荷物を抱えて行かなければならず、本当に大変だった。でも今は、列車で普通のスーパーと同じ値段で新鮮な果物や野菜、米、麺、穀物、油、乳製品などを買えるようになった。微信(Wechat)のオンライン決済サービス『微信支付』(WeChatペイメント)で支払いができるのもとても便利」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年9月8日
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