日本ではクリスマスは祝日ではないが、毎年この時期になると街中クリスマスの雰囲気に包まれ、人々はこのイベントの到来を、それぞれの方法で祝う。人民網が伝えた。
クリスマスはもともと西洋の祝日であり、日本で普及し始めたのは、1926年(大正15年)12月25日に大正天皇が崩御してから。1927年、日本政府はこの日を祝日に制定したが、天皇が崩御した日とクリスマスが同じ日だったため、クリスマスもこれをきっかけに普及し始めたと言われている。1948(昭和23年)に新しい祝祭日制度が制定されると、12月25日は祝日ではなくなったが、クリスマスはすでに風習の一つとして定着し始めていた。11月上旬になると、各商店などではクリスマスツリーなどの飾り付けを始め、セールや特売が行われる。店内にはクリスマスソングが流され、クリスマスケーキが販売されるほか、店員や宅配員までもがサンタクロースの衣装を着てその雰囲気を盛り上げる。
欧米の国々との最大の違いは、25日を過ぎると、日本ではイルミネーションなどのクリスマスの飾りつけはすべて撤去され、代わりに正月の飾りつけが施される点。飾りがどれほど綺麗でも、時期を過ぎてしまえば意味がなくなるというのが日本人の考え方なのだろう。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年12月27日
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