中央気象台は3日午前、オレンジ大気汚染警報を解除しないまま、史上初の濃霧赤色警報を発令した。
なぜ初の赤色警報が発令される事態となったかについて、中央気象台の馬学款・首席予報士は、「2013年までは、濃霧警報は青色と黄色の2種類しかなかったが、社会経済が発展するにつれ、濃霧時の視程の予報に対する需要と予報の精度が上がり、警報の等級区分がさらに細かくなった。2013年には、警報等級にオレンジ色警報が追加され、2014年の最新改訂版では赤色警報が追加された。これにより、赤色警報が誕生したのだが、その発令までに2年もかかることになった」と説明した。
●キーワード
【发布】発令
【首席预报员】首席予報士
【能见度】視程
馬氏によると、今回の濃霧は昨年末から年初にかけて続いている煙霧とある程度の関連性があるとしている。濃霧の天気は拡散条件が悪く、空気中で汚染物質が蓄積され増え続けるという状況を引き起こしやすくなる。同じ汚染物質の濃度で、粒子が大きいほど、透光性や視程は悪くなる。顆粒物と湿気が混ざりあうと、水分を吸収して膨張する過程で、例えばもともとの直径が2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質(PM2.5)は10数倍もしくは数十倍の大きさになり、視程を一気に下げてしまう。もし高湿度、低視程、空気汚染物質が高濃度だった場合、濃霧と煙霧が混ざり合った状態となる。もし空気の質が良い場合はそのまま降雨となり、夜には安定した空気の状態となり、比較的「きれい」な濃霧となる。このように濃霧は一見すると煙霧に似ているが、汚染物質を含まないということだ。
●キーワード
【扩散条件】拡散条件
【污染物】汚染物質
【颗粒物】顆粒物
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