習近平国家主席は21日、イスラエルのネタニヤフ首相と釣魚台迎賓館で会談し、革新的・包括的パートナーシップの構築を宣言した。人民日報が伝えた。

習主席は「国交樹立以来25年間、両国関係は全体的に落ち着いた健全な発展を保ってきた。両国のハイレベル相互訪問は活発で、実務協力は着実に進み、人的・文化的交流は日増しに緊密化している。特に近年、両国のイノベーション協力は両国関係の持続的で良い方向への発展を力強く後押ししてきた。革新的・包括的パートナーシップの構築は両国のイノベーション協力を一層後押しし、強みによる相互補完をより良く実現し、両国民に確かな利益を一層もたらす。双方は政治的意思疎通を強化し、各分野・各レベルの交流を緊密化し、相互理解・信頼を強化する必要がある。発展戦略の連結を強化し、『一帯一路』（the belt and road）共同建設の枠組で、重要な協力事業を着実に推し進め、科学技術革新、水資源、農業、医療衛生、クリーンエネルギー分野の協力を重点的に強化し、実務協力をさらに深化、拡大する必要がある。両国関係を支える民意の基礎を固め、教育、文化面の交流・協力を強化する必要がある」と表明した。

ネタニヤフ首相は「イスラエルは引き続き『一つの中国』政策を堅持する。今回の革新的・包括的パートナーシップの構築を契機に、両国の科学技術革新の強みを十分に発揮し、クリーンエネルギー、農業、投資、金融、医療サービス分野での緊密な協力を深化し、両国民に幸福をもたらしたい。『一帯一路』の枠組でインフラなどの協力に積極的に参加したい」と表明した。（編集NA）

「人民網日本語版」2017年3月22日