中国唯一のエイズ患者向けの学校である山西省の臨汾紅絲帯学校では26日、高校生16人が卒業式を迎えた。十数年来、同校は、箱舟のように子供達の夢を乗せて歩み続けてきた。新華網が伝えた。
同校には、小学2年生、6年生、高校3年生の合わせて生徒36人が学び、教員及び職員は18人。同校では中国の国家基準に基づいたカリキュラムで授業を行い、主要科目のほか、体育や音楽、美術などのクラスも設けられている。学生に「薬を飲ませる」のもこの学校では大切な「授業」の一つ。同校の郭小平校長は「人々のエイズに対する認識が広まる中で、子供達が外の世界と交流できるチャンスも次第に多くなってきている。ボランティアが学校に来るたび、子供達は皆、とても喜ぶ。今年、同校は高校を卒業する生徒16人が大学受験に参加する。私も子供たちも未来はますます明るいものになると信じている」と話した。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年5月31日
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