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【企画】がんばれ受験生!中国大学統一入学試験スタート

人民網日本語版 2017年06月08日09:53

2017年中国大学統一入学試験のスタートとなる6月7日、受験生940万人が人生における重要な戦いに臨もうとしている。1977年に中国大学統一入学試験制度が復活してから、夢を適えることのできる時代がスタートした。それから40年、1億人を超える学生たちが中国大学統一入学試験を通して、新たな人生のスタートを切っている。

 中国大学統一入学試験と今日の入試に臨む受験生全員の青春の若き夢のため、日夜受験勉強に励み、困難にもあきらめず立ち向かう努力に対し、心からの敬意を表する。

 受験生がスムーズに受験できるよう、関連当局は事前に対応策を練るなどして、全力で旗振り役を務めている。

 うち、受験生が安全に試験会場までたどり着けるように、公安部(省)交通管理局はこのほど、通知を出し、「高考期間中、受験生専用バスが比較的軽い交通違反を犯した場合、厳重注意をするだけで、 すぐに走行継続を許可する。交通事故が発生した場合は、『試験第一、処理は二の次で』という原則に基づいて、証拠を確保したうえで、すぐに走行継続を許可し、後からきちんとした処理を行う」と明確にしている。特筆すべきは、高考期間中、受験生が安心して受験できる環境を作り出すため、多くの地域が騒音を出さない「マナーモード」に切り替えられる点だ。詳しくはこちらへ

広州市第7中学の試験会場の外で、自分自身を鼓舞する受験生たち

今年の中国大学統一入学試験の受験者は主に1999年生まれの学生で、中には2000年代生まれの「00後」も一部いる。つまり、今年は00後世代が初めて中国大学統一入学試験を受験する年といえる。広州市の執信中学(中高一貫校)で高校3年生のクラスを長年担当している国語教師の霍東強さんは、「全体的にいうと、昔の学生はより勤勉で時間を守ったが、今の学生は、チャンスや人生の選択肢も増えており、より活発に行動し、視野も広くなってきている」と話した。詳しくはこちらへ

過去40年間の発展の歴史を経て、大学受験そのものとそこから派生した「受験経済」は、日に日に合理的になり、科学的になり、規範化が進んでいる。

 インターネットでホテルを予約し、受験勉強サプリメントを購入し、受験会場への送迎の車を予約する。大学受験が近づくと、こうした「受験経済」が繁忙期に突入する。受験は受験生一人一人にとって何よりも大事なことであり、単に知識を問われるだけでなく、心の強さも試されることになる。また受験は受験生だけが試練に立ち向かうのではなく、家族が総出で一緒に戦う戦場だ。

 淘宝(タオバオ)や京東などのECサイトでは、頭の働きを補う、疲労回復を助ける、記憶力と免疫力を高めるといったうたい文句があいかわらず製品販売のキーワードになっており、試験直前の受験生をターゲットにした保健用品が引き続き主力だが、売り上げはそれほどでもなく、最大でも数百件の注文数にとどまるという。カルフールや物美などの大・中型スーパーの保健用品売り場でも、これまでの受験シーズンのような買い物ラッシュの情景は見られなくなった。詳しくはこちらへ

 日夜勉強に励み、将来の期待を胸に多くの学生が受験する中国大学統一入学試験。彼らは受験によって、その後どのような道を歩んだのだろうか?かつて中国大学統一入学試験の受験者だった人々にその当時の思い出やその後のについて取材した。

 写真左は、当時雲南大学3年の李倩さんが同大学の会澤院の石柱の側で撮影した記念写真(1999年撮影)。写真右は、2017年6月2日に李さんが同じ場所で撮影した写真。

 李さんは、「中国大学統一入学試験のことといえば、試験会場に入る前に振り返ったときに、母親がずっと手を高く上げて、私に向かってVサインをしていた光景が今でも忘れられない。試験会場から出てきて、最初に見たのも母親の優しい笑顔で、それを見て緊張と不安が一気に吹き飛んだ」と語った。

 写真右は、当時山東大学2年の範愛軍さんが校門で撮影した記念写真(1979年撮影)。写真左は、2017年6月4日に同大学の範愛軍教授が同じ場所で撮影した記念写真。

 範さんはもともと済南葉巻工場で工員として働いたことがあり、1977年に中国大学統一入学試験を受験して、山東大学経済学部に入学し、卒業後に同校に就職して現在に至る。詳しくはこちらへ

日本では、1980年から2010年代初期まで約30年間、ゆとりある学校を目指して「ゆとり教育」が実施されていた。では、「ゆとり教育」の結果はどうだったのだろう?中国の教育改革にとっては、どんな教訓となっているのだろう?

 中国と日本はどちらも東アジア文化圏に属し、人口が多く、伝統的に教育を重視するという似たような社会的文化背景を持つ。中国の中流階級と日本の中流階級の子供の教育に対する思いを見ても、多くの共通点がある。スタート地点で他の人に負けたくないという観念の下、中国では幼いころから子供に教育を受けさせ、子供の学習時間が長すぎるという現象も深刻だ。教育面での経済的負担が大きすぎるというのも、多くの人が2人目の子供をあまり作りたがらない大きな理由になっている。

 中国の教育改革は継続的に深化しているが、注意を怠ると落とし穴に落ちる可能性がある。日本の「ゆとり教育」やラテンアメリカから得られる教訓は鏡のような存在で、それに中国の教育改革の現状と未来を映してみるべきだ。詳しくはこちらへ

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