近年、テレビで人気となるアイドル以外に、ネット上で人気になる「ネット有名人」が数多く登場し、その影響力は大きく、稼げるお金も想像以上となっている。新華社が報じた。
調査会社の艾瑞諮詢(iResearch)と新浪微博(ウェイボー)が共同で発表した「2016ネット有名人生態白書」によると、「ネット有名人」は、一種の「現象」から「経済産業」へとレベルアップしており、ショート動画、ライブストリーミング、eコマースをメインとする「ネット有名人」エコノミーは現在、これまでにないほど投資家の注目を集めている。
白書によると、「ネット有名人」の現象はこれまでに、匿名コミュニティ、草の根アイドル、ネタの名人の三段階を経てきた。匿名コミュニティと草の根アイドルとなった「ネット有名人」は主におもしろ内容を投稿することで影響力を有するようになり、SNSの出現により、たくさんのフォロワーを抱えるおもしろいネタを作れる人が、「ネット有名人」の主力になり、そのような人が自身の影響力を活用してマーケティングを行うようになった。
また、モバイルインターネットが普及し、「ネット有名人」という業界の環境が一層グレードアップした。「ネット有名人」は、コンテンツIP、産業化、マルチメディアの発展段階に入り、一種の「現象」から投資する価値のある「産業」へとグレードアップしている。
台湾地区では、スマホ片手にライブストリーミングをしている若者を至る所で見かけることができる。台湾地区の各人気バラエティー番組やショー番組も、自分の得意なことをパフォーマンス化することに長けている「ネット有名人」にスポットを当てるようになっており、これも、各種企業が「ネット有名人」に一目置く原因となっている。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn