陝西省渭南市華州区にある影絵伝承者・薛宏権さん(49)の影絵劇場で、若い影絵役者3人が竹ひごを使ってバレエ劇「白毛女」の主人公である「喜児」の頭や手、足を引っ張って動かし、バレエを踊らせていた。バレエ劇「白毛女」を現代影絵芝居にアレンジした同作品は、観客に今まで見たことのない斬新さを感じさせた。新華網が伝えた。
「黄土高原」の情熱的なリズムにのって、米国の人気歌手・故マイケル・ジャクソンの代表的なダンスである「ポッピング」と「ムーンウォーク」が、影絵役者の鮮やかな操作で生き生きとスクリーン上に再現された。この作品は、薛宏権が独自に創作した中国色豊かな国際コラボ影絵芝居作品「マイケル・ジャクソン」だ。
薛宏権さんが影絵芝居の魅力に取りつかれたのは、少年時代。彼は代々引き継がれてきた伝統芸能である影絵芝居をベースに、中国の影絵芝居、欧州のクラシック・バレエ、米国のポップミュージックという3種類のエッセンスを全く新しい形でコラボさせ、郷土色が濃厚な影絵芝居をファッショナブルで優雅な芸術に変貌させ、この民間伝統文化の発揚に新たな活路を切り開いた。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年7月26日
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