巨大なコンテナがそっと持ち上げられては指定された場所に下ろされ、自動運転の電気自動車が行き来し輸送する。遠隔制御室内で職員はマウスを操るだけで、埠頭の積卸作業をコントロールできる。未来の上海洋山深水港4期プロジェクトでは、このような光景を目にすることができるようになる。新華網が伝えた。
上海国際航運センター洋山4期プロジェクト建設指揮部の張斌総指揮は記者に対して、「洋山4期プロジェクトは現在、最後の設備取付と調節・試験の段階に入っており、年末には試験的に稼働開始する予定だ」と述べた。
全自動化埠頭は、港湾業発展の新たな流れだ。国内のアモイや青島、国外のロッテルダムなどの港湾が、この取り組みを進めている。洋山4期は世界最大規模の、全自動化埠頭の「集大成」になる。
張氏によると、洋山4期の海岸線は2350メートルで、1度に7つの係留場が建設される。年末の稼働後は年間400万標準コンテナの取扱量を形成する。その後も規模を拡大させ、最終的に26台の埠頭クレーン、約120台のレールクレーン、130台以上のAGV(無人搬送車)を使用し、取扱量は年間400万標準コンテナに達する計画だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年7月27日
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