「通知書を受け取ると、真っ先に友人とシェアした。彼らは斬新でアイデアに富んでいると、非常に羨ましがっていた」と話す山東省出身の魏子騰さんは先ごろ西北工業大学のAR(拡張現実)版入学通知書を初めて受け取った学生の一人だ。人民日報海外版が伝えた。
多くの大学が今年、一風変わった入学通知書を出しており、それぞれハイテクが異彩を放っている。
外観を見ると、西北工業大学の2017年の入学通知書にはQRコードが印刷されており、そのQRコードをスキャンして「西工大AR」アプリをダウンロードし、携帯電話を通知書の正面に合わせて向けると、一般的な紙製の通知書が動的な巻物へと姿を変え、同校の各時代のキャンパスの風景が眼前に展開される。同通知書の裏面にある「航空」や「宇宙」、「航海」という3つのマークをスキャンすると、活き活きとした3Dの運20輸送機や長征ロケット、空母模型などが浮かび上がってくる。このほかにもイメージキャラクター「航小天」が同校の特色を紹介し、シンプルな入学通知書からまるで魔法のようにキャンパスが浮かび上がり、体験することができるのだ。
同大学の新入生募集担当者の張氏は、「本校が強みとする学科の関連技術を活用し、新入生に技術革新の取り組みを見せて、科学イノベーターを育成しようとしていることを告げている」と説明した。
張氏はこのAR通知書開発チームの主な責任者の一人であり、「優れた通知書とは歴史の使命感・責任感・科学技術感を一体化するべきだ。新入生には、入学通知書を目にした神聖なる瞬間を永遠に忘れないでほしい。これは彼らの大学生活で初の授業だからだ」と話している。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年7月18日
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