李克強総理は27日午後、陳馮富珍・前世界保健機関(WHO)事務局長と中南海紫光閣で会談した。人民日報が伝えた。
李総理は「陳馮氏はWHO事務局長在任中、世界の衛生安全の維持に尽力し、衛生事業の発展を後押しし、エボラ出血熱など公衆衛生上の重大な突発的事態に迅速かつ効果的に対処し、発展途上国を始め加盟国の衛生システムの構築強化を積極的に後押しし、また中国の医療衛生制度改革のために諮問に答え、これを支持した。われわれはこれを高く評価する」と表明。
「中国は医療制度改革という世界的難題の打開に力を入れ、基本医療衛生制度を公共財として全国民に提供する方針を打ち出し、たゆまぬ努力を経て、世界最大規模、カバー率98%、13億人余りに恩恵を及ぼす基本医療保障網を構築すると同時に、成功経験・モデルをたゆまず総括し、広めている。われわれは引き続き『健康中国』の建設を推進する。WHOを含む国際パートナーと交流を強化し、経験を分かち合い、『持続可能な開発のための2030アジェンダ』をより良く実行に移す」と述べた。
陳馮氏はWHOの取り組みに対する中国政府の長年の支持に感謝。「中国の医療衛生制度改革の成果は誰の目にも明らかであり、世界の多くの国の医療衛生システム構築にとって有益な参考となった。専門性を用いて、引き続き中国の医療制度改革、国際交流・協力強化のために力を捧げたい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年7月28日
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