李克強総理は20日午前、第9回中米ビジネスリーダー・元政府高官対話の米側代表と中南海紫光閣で会談した。人民日報が伝えた。
李総理は「世界最大の発展途上国と先進国である中米は経済的補完性が高く、各分野の交流が緊密で、共通の利益が溝を遥かに上回る。少し前に両国元首は会談を成功させ、中米関係の継続的で安定した前向きな発展を推し進めることで重要な共通認識に達した。双方が平等な関係、相互尊重の原則に基づき、協力水準の向上に力を入れ、対話と協議を通じて溝を適切に解決しさえすれば、中米関係は前向きな発展の勢いを保つことができると信じる。これは両国及び世界にとって有益だ」と指摘。
「経済・貿易協力は中米関係の重要な礎だ。中国は自由で公正な貿易を支持し、市場の双方向開放と平等な競争を促している。われわれは市場参入許可を段階的に拡大し、ビジネス環境をさらに最適化し、中国経済の競争力を高め、消費者に一層の選択肢を与える。米国を含む各国の企業が引き続き中国で投資し、事業展開すること、特に中国のサービス業の急速な発展と製造業の構造転換及び高度化という多大なチャンスを捉え、双方の経済・貿易協力のダイナミックで均衡ある発展を促し、互恵・ウィンウィンをより良く実現することを歓迎する。米ビジネス界とのコミュニケーションを強化し、両国の経済・貿易協力に積極的なメッセージを発し、市場に安定した良好な期待を与えたい」と述べた。
米側代表は「米中関係の平穏で順調な発展は、双方及び全世界にとって重大な意義を持つ。米企業界は中国市場の将来性と対中協力のチャンスを有望視し、中国の改革発展アジェンダと対外開放拡大の具体的措置に注目している。米中理解の増進、溝の克服に尽力し、双方向の平等な開放を促進し、一層の雇用機会、成長機会を創出したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年6月21日
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