このほどカリブ海地域を直撃したハリケーン・イルマは、人的・経済的に大きな損害を与えた。9月29日、東方航空は中国民用航空局が出した明伝電報(広く拡散することを前提とした通達)に基づき、ただちに緊急対応マニュアルを発動し、ドミニカで被害にあった中国国民の緊急移送帰国任務の緊急準備作業をスタート。作業を経て、東方航空のワイドボディ機「A330-300」2機、航空機要員と作業員全64人の準備が完了した。2機は29日の午後22時18分と23時19分にそれぞれ上海浦東国際空港を離陸し、19ヶ国の領空を通過して、カリブ海の島国アンティグア・バーブーダのVCバード国際空港に到着し、ドミニカから移送された中国国民を緊急帰国させた。往復の飛行距離は3万4千キロメートルに達した。人民網が伝えた。
今回は外交部(外務省)、商務部(商務省)、民用航空局の計画協力の下で、東方航空は同社の緊急海外輸送任務としてさまざまな記録を打ち立てた。第1に、初めて大西洋路線を飛行し、目的となったVCバード国際空港に中国の航空機として初めて着陸した。第2に、往復の飛行距離が最も長く、飛行時間ももっとも長い緊急海外輸送任務となった。第3に、任務を引き受けてから離陸に先立つのすべての任務が整うまで24時間かからなかった。第4に、16ヶ国から領空の飛行許可が下り、中国を含む3ヶ国から離着陸の許可が下りて、申請を受けて許可を出した国は19ヶ国に上り、1回に申請した国が最も多かった。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年10月1日
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