剪紙(切り絵細工)は甘粛省慶陽市の人々にとって穀物と同じように決して欠かすことができないもの。人が住む場所には必ず切り絵があると言ってもいいほどだ。窓に貼られた切り絵は私たちにその暮らしの温かみやそこに込められたストーリーを語ってくれる。新華網が伝えた。
70代の雪秀梅さんは幼い頃から切り絵の技を学び、彼女の母親も祖母も切り絵の達人だったという。雪さんもその薫陶を受け、先祖代々伝わる技の数々を習得してきた。学校にはたった5年しか通ったことが無い雪さんだが、その切り絵細工の巧みさは右に出る者がいない。遥か昔から、太陽や月、星、山々や水に花や木といった自然、そして人間や動物を題材としてきた切り絵文化は、人々の間で代々受け継がれ、女性たちがハサミで作り上げる世界の永遠のテーマとなってきた。彼女たちがその巧みな手で切り抜くのは、暮らしの中の様々な姿や生き生きとしたシーン、ユーモアや感情、幸福への願いなどだ。(編集TG)
「人民網日本語版」2017年11月22日
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