河北省文化庁が12日に発表した情報によると、「窓に咲く花—-中国剪紙(切り絵細工)展」がこのほど、東京の中国文化センターで開幕した。河北省の剪紙アートを展示する海外での同展示会はマルタとロシアに続いて、東京が3ヶ所目。大勢の日本人が見学に訪れている。中国新聞網が報じた。
今回の展示会で展示されている43組(点)の作品は、中国の剪紙アートにおいて代表的な存在で、「世界無形文化遺産」に登録されている河北省蔚県の剪紙。中華伝統文化の多様性と河北省文化特有の魅力をPRしている。
中、日両国の剪紙界は数十年にわたって密接に交流、連携し、剪紙アートが対外文化交流において、対話的役割を果たし、世界が剪紙作品を通して、中国を知り、理解するよう促進してきた。
展示会では、蔚県の中国国家級剪紙伝承人である周広さんや同県の省級剪紙伝承人である焦新徳さんが、日本の剪紙愛好者を対象に、剪紙体験プログラムを行った。
2015年に河北省の各地を視察したことがあるという衆議院議員の輿水恵一氏は、展示会を見学し、「剪紙作品は、繊細さの中にダイナミックさがあり、薄い紙一枚を使って、立体感ある作品が出来上がり、驚嘆させられる。素晴らしい剪紙アートに、私は驚嘆させられている」と語った。
同じく15年に河北省を訪問したことがある日本国土交通省の舘逸志政策統括官は、「ある小学校を訪問した際、生徒たちがプレゼントしてくれたのが剪紙だった。今でも、お正月の時にその剪紙作品を家に飾っている。河北省の輝かしい文化はバラエティに富み、素晴らしい剪紙アートには、感服させられる」と語った。
今回の展示会は、中外文化交流センターと河北省文化庁、東京中国文化センターが共催し、今月25日まで行われている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年5月15日
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