習近平国家主席は7日、中国を公式訪問したモルディブのヤーミン大統領と人民大会堂で会談した。
習主席は「国交樹立から45年、両国は対等に接し合い、友好的に付き合い、協力・ウィンウィンを図り、互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題において理解し合い、支持し合い、両国関係は常に健全かつ安定的に発展してきた。近年、中国モルディブ関係は急速な発展の軌道に入り、両国は未来志向の包括的・友好的協力パートナーシップを構築した。中国側は『一帯一路』(the Belt and Road)建設へのモルディブ側の積極的な参加を称賛し、モルディブを21世紀の海のシルクロードの重要な協力パートナーと見ている。モルディブ側と発展戦略を連携し、発展のチャンスを分かち合い、共同繁栄を実現したい」と表明。
「新たな情勢の下、われわれは中国モルディブ関係のたゆまぬ前向きな発展を推し進め、共同発展の新たな原動力を加える必要がある。上層部の接触を強化し、政策面の意思疎通を緊密化し、中国モルディブ関係発展のトップレベルデザインを仕上げ、国家統治のノウハウ交流及び政府機関・政党・立法機関・司法機関の友好的交流を強化する必要がある。今回の政府間の『一帯一路』建設共同推進覚書及び中国モルディブ自由貿易協定への署名を新たなプラットフォームに、二国間経済・貿易協力の活力を引き出し、重要協力事業の順調な完成を共に後押しし、投資・金融・海洋分野の協力を促進する必要がある。テロ対策・麻薬撲滅・犯罪取締り協力を強化し、観光・文化・教育・医療・地方分野の交流・協力を拡大し、両国民の心の通じ合いを促進する必要がある。モルディブ側と共に、引き続き的確な行動を取り、国際協力を促進し、共同で気候変動に対処し、エコ・低炭素・持続可能な発展を実現したい」と強調した。
ヤーミン大統領は「モルディブ側は『一つの中国』政策を揺るがず遂行する。両国の国交樹立45周年にあたり、中国側と親善を深め、インフラ・民生分野の協力を緊密化したい。モルディブは中国が世界的問題でさらに大きな役割を発揮することを期待するとともに、中国側との意思疎通と調整の強化を望んでいる」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年12月8日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn