2017年12月29日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

政治|経済|社会|文化|中日
科学|写真|動画|対訳|企画
Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>中国語教室

中国の甲骨文字が「世界の記憶」に登録

甲骨文入选“世界记忆名录”

人民網日本語版 2017年12月29日08:45

甲骨文成功入选“世界记忆名录”发布会26日在北京举行。中国相关机构表示,将以此为契机推动甲骨文研究。

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に、中国の甲骨文字が登録されたことを伝える発表会が26日、北京で開催された。中国の関連当局は、「これを機に、甲骨文字の研究を推進したい」としている。

今年10月30日,联合国教科文组织发布消息,中国申报的甲骨文项目顺利通过联合国教科文组织世界记忆项目国际咨询委员会的评审,入选“世界记忆名录”。

ユネスコは今年10月30日、中国が登録を申請した甲骨文字が「世界の記憶」(国際登録)事業の国際諮問委員会(IAC)による審査を通過し、「世界記憶遺産」に登録されたと発表していた。

100多年前,清代学者王懿荣在被称为“龙骨”的中药上,发现了一些神奇的刻纹。这些刻纹将中国有文字记载的历史提前了1000年。这就是汉字鼻祖——甲骨文。

100年以上前、清の時代の学者・王懿栄(おう・いえい)が、漢方薬に使われていた「竜骨(動物の骨の化石)」に刻まれた文字らしきものを見つけた。それが漢字の原型となった甲骨文字で、それまでにあった中国最初の文字記録より、さらに1000年も前のものだったことがわかった。

距今3000余年的甲骨文既是研究汉字发展和中国早期历史的宝贵材料,也是我国泱泱五千年文明历程中不可或缺的一环。“甲骨文为我们展现出一幅幅商代先民生产生活的画卷。”吉林大学边疆考古研究中心教授林沄说:“比如从‘璞’字的刻写形态,我们可以看到古人采玉的情景,在哪里能找到玉石、用什么工具开凿等。”

3000年余り前の甲骨文字は、漢字の発展や初期の中国の歴史を研究するための貴重な資料で、中国の5000年の文明の歴史において、不可欠な要素となっている。吉林大学辺疆考古研究センターの林■教授(■はさんずいに雲)は、「甲骨文字は、殷(商、紀元前17世紀頃-紀元前1046年)の時代の先住民の生産活動や生活状況について教えてくれる。例えば、『璞』という字形から、古代の人々がどこで玉石を見つけたか、どんな道具で掘り起こしていたかなどの情景を思い浮かべることができる」と説明している。

联合国教科文组织驻华代表欧敏行对甲骨文成功入选“世界记忆名录”表示祝贺。她强调该项目对促进文献遗产的保护及合理利用,以及促进国际合作、平等交流具有重要作用,希望各成员国对这个项目给予更多支持。

ユネスコ駐中国代表のMarielza Oliveira氏は、甲骨文字が「世界の記憶」に登録されたことを祝福し、「これは、文献遺産の保護や合理的な利用、国際協力、平等な交流などを促進するうえで重要な役割を果たす。各構成国が甲骨文字を一層支持することを願っている」と強調した。

故宫博物院院长单霁翔表示,故宫博物院作为此次申报“世界记忆名录”的11家甲骨收藏单位之一,收藏甲骨约23000片左右,数量居世界第三位。甲骨文成功入选“世界记忆名录”,进一步加强了各甲骨收藏和研究单位的协同合作,也为今后面向国内各界及国际社会的甲骨文宣传教育和推广,打下了坚实基础。

北京の故宮博物院の単霽翔院長は、「当博物院は、今回『世界の記憶』に登録された甲骨文字を収蔵する11機関の一つ。甲骨文字約2万3000点を収蔵しており、その数は世界で3番目に多い。甲骨文字が『世界の記憶』に登録されたことで、甲骨文字を収蔵している研究機構の協力、連携が一層強化された。また、国内各界や国際社会に甲骨文字をPRするための確固たる基礎を築くこともできた」としている。

中国文字学会会长黄德宽表示,甲骨文成功入选“世界记忆名录”之后,更重要的是继续做好甲骨文研究、破解古文字难题,做到“绝学”不绝,“冷门”不冷,让古老的汉字为新时代增强文化自信注入力量。

中国文字学会の黄徳寛・会長は、「甲骨文字が『世界の記憶』に登録されたが、重要なのは今後も甲骨文字の研究を継続し、古代文字をめぐる難題を解くこと。そして、甲骨文字の研究を途切れることなく伝承していき、人々の注目を集めることで、古代の漢字が、新時代に人々が文化的自信を高めることができる存在にするために、力を注入させなければならない」と語った。

コメント

最新コメント