青少年にスキーの技術を磨いてもらうほか、中日間における青少年スポーツ交流を強化しようと、北京市と河北省のスキージュニア選手団が29日夜、長野県の野沢温泉村を訪れ、10日間にわたる交流活動をスタートさせた。人民網が報じた。
長野県日中スキー交流委員会、長野県、野沢温泉村、長野県日中友好協会が共同で主催する「北京市・河北省スキージュニア選手団歓迎レセプション」が1月30日、野沢温泉村で開催され、在日本中国大使館の賀怡蘭二等書記官、北京市冬季スポーツ管理センターの李暁鳴副センター長、長野県文化部の大月良則国際担当部長、長野県スキー連盟の河野博明副会長、野沢温泉村の富井俊雄村長、長野県日中友好協会の西堀正司理事長、北京市・河北省のスキージュニア選手団ら、合計約50人の中日のゲストが出席した。
大月国際担当部長は長野県を代表して挨拶をし、「昨年、阿部守一知事が北京市と河北省を訪問し、青少年冬季スポーツ友好交流関連の合意書に調印した。今回のスキー交流が日中友好交流を一層促進することを願っている」と語った。
賀二等書記官は挨拶の中で、「野沢温泉村は山奥にあり、スキーを村の産業としてサポートし、経済発展につなげているほか、オリンピック選手も育ててきた」とし、「2020年には東京五輪が、22年には北京冬季五輪が開催される。五輪はスポーツだけではなく、文化の祭典でもある。青少年は、中日両国の友好交流の希望であり、私たちの未来だ。今年は中日平和友好条約締結40周年となり、今回の青少年冬季スポーツ交流活動を通して、中日両国の友好関係が一層強化され、両国の友好を築き、未来を共に切り開くことを願っている」と強調した。
李副センター長は挨拶の中で、「北京市と河北省では22年に冬季五輪が開催される。中国のスキーの歴史は浅いのに対して、長野県にはスキーの長い歴史があり、1998年には冬季五輪が開催された。また、世界的に有名な野沢、志賀、白馬などのスキー場があり、スキー資源も豊富」とし、「青少年の冬季スポーツ交流を通して、中日両国の友好が一層強化され、両国の友好が代々続くことを願っている」と強調した。
李副センター長と、選手団の代表2人はレセプション終了後に取材に応じた。その際、李副センター長は、「今回の交流活動は、昨年10月に阿部知事が中国を訪問された際に調印した交流関係の合意書の中で、一番目に実施されたプロジェクトだ。22年の冬季五輪開催に向けて、海外を訪問することで中国の青少年が視野を広げ、相互交流、学習を通して中国の青少年がスキーの技術とレベルを向上させることを願っている」と語った。
選手団の代表2人は取材に対して、「日本のスキー場の好きなところはほとんどが天然の雪で、雪質はやわらかい点。今回の交流を通して、パウダーの滑り方をマスターできるほか、日本の青少年と一緒にスキーをして、技術を高め合うことができ、とてもうれしい」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年2月1日
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